9月5日(土)に、朝鮮大学校と全国41カ所のリモート会場をつないで行われた、第24回中央総会と、青商会結成25周年記念放送「アプロ」。
今回は、記念放送「アプロ」について、リポートします。
記念放送では、「豊かな同胞社会のために!」「子供達の輝ける未来のために!」「広げよう!青商会ネットワーク」のスローガンに沿って、3つのプレゼンが行われました。
青商会の活動をしていて、ウリハッキョのため、子供たちのため・・・という言葉は、よく出てきます。
ただ、青商会には「商」の言葉が入っているように、会員の経済実利も大切。
そこで、様々な情報の発信や交流を行えるようにする、新しいWebページ「Across(アクロス)」を立ち上げ、会員たちが、実利を得る仕組みを作っていくという発表がありました。
Webページ「Across」では、
・全国の青商会の情報や、業種・職種に合わせた情報の発信や共有
・オンラインで交流できるページ
・コリビジのバージョンアップ版として、オンラインを活用したセミナーや講座
などのコンテンツを予定しています。
また、株式会社Axis(アクシズ)を立ち上げ、全国ネットワークを活かして、青商会の財政基盤を構築していくことも、発表されました。
愛媛県西条市の日本学校で行われている、インターネットを使った、他校の生徒との合同授業が紹介されました。
RICOH UCSというシステムを導入し、巨大スクリーンを通して、他校の生徒と一緒に、授業を受けているような空間を使うという取り組み。
これを参考に、ウリハッキョでも、遠隔の合同授業を行えるような仕組みづくりをしていくことが、提案されました。
さらに、オンライン塾「ミレスク」を立ち上げ、ウリハッキョの学生だけではなく、日本学校に通う子どもたちも学べるような、オンライン空間を作っていくことも提案。
これらを、5年後に実現できるように取り組んでいくと、発表されました。
まず、中央青商会総務部が、新潟青商会を訪ねた映像を見ました。
2018年から、ウリハッキョが休校となっている新潟では、県青商会会長が孤軍奮闘し、活動をしている状態でした。
中央役員と新潟会長との熱い話し合いの中で、「ウリハッキョがなくなったら、同胞社会もなくなる」と語る、新潟青商会2代目会長。
「次の世代に引き継ぎたい。自分たちの代で、終わらせるわけにはいかない。代が変わっても同胞たちに力を与えられるように、やはり、人の心を動かすことが基本になる」と、熱く語る中央役員の姿も印象的でした。
そして、広報宣伝の面では、ネットワークを広げるため、様々なSNSを活用して、情でつながるあたたかい青商会をつくっていくこと。
また、日本の各種団体、韓青商など、他団体との対外事業も大切だという、プレゼンでした。
それぞれのプレゼンが終わると、3名のコメンテーターが、感想や考えなどを発言しました。
最後に、プレゼンを実現するためには、地方や地域を活性化することが重要であり、SNSやズームなどを使ったオンラインの便利さがあったとしても、人と人との繋がりが大切であるということ。
さらに、子供たちの未来は青商会にかかっている。
という締めで、記念放送が終了しました。
参加した愛知の会員たちからは、
「何が何でもウリハッキョを守りたいと思った」
「人と会うことの大切さを感じた」
「オンライン合同授業など、今でもできる形で実現可能な活動があると思った」
という感想がありました。
なお、今回の記念放送はDVDになります。
放送が見られなかった皆さんも、ぜひ、DVDを見てください。
DVDの詳細、お問い合わせなどは、県幹事長まで・・・。