4月18日(土)~5月31日(日)に行われた、「愛知県青商会web美術展覧会」。
今回は、その仕掛人の一人、県民族教育支援部の呉賢圭(オ・ヒョンギュ)副部長に、突撃インタビューをしてみました!
Q.今回のweb美術展覧会は、どんな経緯で企画されたのですか?
A.新型コロナウィルスの影響で、外出自粛や休校になる中、県会長が「こういう時だからこそ、できることを考えよう」と提案され、何ができるかを考えてみました。
県幹事長と話す中で、学校に行けず家にいる子供たちのために、できることを考えてみようとなり、家にあるもので、簡単にできるもの・・・
「そうだ!絵を描いてみよう!」という感じで、企画が始まりました。
Q.企画を実現していく中で、難しいことはありましたか?
A.今回は、なるべくたくさんの子供たちが、賞を受賞できるようにと、審査員賞とSNSを利用した「いいね!」賞を作ったのですが。
なにせ、自分がSNSには疎く、文芸同美術部長が、とても前向きに様々な提案をしてくださったのですが、理解するのに時間がかかりました(笑)
シェアした投稿への「いいね!」はカウントするのか、鍵アカ(非公開アカウント)の場合はどうするのか、代理投稿はどのアカウントで行うのかなど、決めることはたくさんありました。
当初は、twitterも利用しようとしましたが、アンチのコメントが付きやすいということで、FacebookとInstagramだけにしました。
普段開いてないFacebookを、数年ぶりに開きましたね(笑)
Q.実際に実行してみて、反応はどうでしたか?
A.正直、子供たちがどう思ったかはわかりません。
でも、作品提出の際に保護者の皆さまから、「とても楽しい企画ですね!」や「家にいる子達にとっても、いい企画だったと思います」と、メッセージをいただいたり、親子で一緒に作品を作っているという話を聞いたりして、少しでも喜んでもらえる企画になったと、ホッとしました。
Q.雑誌イオでも取り上げられたり、色々なところで関心があった企画だと思いますが、企画者としての感想をお聞かせいただけますか?
A.初めての試みで、不安もたくさんありましたが、少しでも子供たちに喜んでもらえたらと思い、企画を進めていきました。
結果、総応募数は51作品と、決して多くはありませんでしたが、それでも、応募してくれた学生たちの、美術的感性を垣間見られたのが、とても良かったと思います。
一つ一つの作品から、学生達の日頃の考え、また、コロナ禍の中で大好きな家族に対する感謝や、大切な友達に会うために、1日でも早く学校に行きたいという思い等も、凄く感じる事ができました。
それだけではなく、自分の興味のあるものや、夢等、感受性豊かな作品一つ一つから、それらを見ていて元気を貰いました。
Q.今後に向けて、一言お願いいたします。
A.まずは、今回審査員を引き受けてくださった皆さまに、この場をお借りしてお礼申し上げます。
今回の企画を通して、芸術系のクラブや、美術部がない中でも絵を描くことが大好きな学生達など、色んな角度からのハッキョ支援を考えられると思い、今後も様々な方法で、継続的に行っていく事がとても大切だなと思いました。
また、このように学生たちの才能を、可視化できるような企画が続けばいいなと、思っています。
突撃インタビューを終えて・・・
子供たちのために何かをしたいという、呉賢圭副部長の気持ちが伝播し、具現化した今回の企画。
得意分野ではなくても、知恵を出し合えば、様々な形のサポートができるという可能性を、感じることが出来ました。