コロナ禍を経て、中川地域青商会主催チャリティーフットサル大会が帰ってきた。愛知県内の青商会でも指折りの民族教育支援事業の開催を支えた李炫哲部長(中川地域幹事長)が月間MVM賞に輝いた。
Q:コロナ禍を乗り越えて再開に至った中川地域青商会主催のチャリティーフットサル大会ですが、ここに臨む中川地域会員たちの意気込みを教えてください。
A:昨年、河再守新会長のもと、目玉企画として地域の伝統行事である本大会の準備に着手しました。ただの再開ではなく、規模・内容ともにグレードアップさせようと定例会で一致していましたが、昨年は泣く泣く中止の運びとなりました。 そんな悔しい想いもあり、今年は何が何でも!と意気込んでいました。年明け早々から会場を押さえたり、日程をアナウンスしたり、とにかく「今年はやるぞ!」と内外に示してきました。コロナの状況も明るい展望が開け、準備にも一層熱が入りました。 幹事たちがそれぞれ協賛金集め、参加チームの動員、会場との窓口、当日までのスタッフの動き、会計など明確な役割を持って、会員6名という少ない人数の中、着実に準備を進めてきました。
Q:大会準備、開催を通じて一番こだわった点は何ですか。
A:今回は特に、日本の方の参加を増やそうと準備しました。青商会のメンバーには言わずとも伝わる「ウリハッキョのために」。主旨をしっかりと伝える工夫に苦心しました。中には厳しい意見もたくさんいただきましたが、とにかく目的をハッキリと明確に。そして透明性。意見・質問には徹底的に、誠心誠意応えました。 今回は大会で集まったチャリティー金を使って名古屋朝鮮初級学校の体育館に衝撃緩衝マットを設置するのですが、その予算の使われ方、商品価格の公表、大会収支の内訳も分かりやすく示し、声掛けを続けることで、5チーム・40名を超える日本の方々に参加していただけました。
Q:県青商会では民族教育支援部部長も務める李炫哲部長ですが、これからの愛知民族教育発展に向けた意気込みなどお聞かせください。
A: 新校舎も建設され、子どもたちは楽しく学校生活を送っていると思います。それでも体育館の鉄製の柱がむき出しなことに気づきました。そこを覆うマットがついていれば、子どもたちはより安全に、気兼ねなく過ごすことができる。と、今大会の目標が定まったわけですが、今回の大会で支援できることも、ウリハッキョが必要とするものの、ほんの一部です。学生数減少や建物の老朽化、設備や機材の不足…課題はいくらでも挙げられるし、これは愛知に限ったことではないはずです。どんな小さなことであっても我々青商会が気づき、力を発揮し続ければ、課題も一つずつクリアできるはずです。今、この瞬間にできることが例えどんな規模だとしても、その積み重ねが発展に繋がっていく。そう考えます。
Q:最後に、青商会活動をがんばるみなさまに向けてメッセージをお願いします。
A:これからも地域同胞社会のため、ウリハッキョのために、会員一人一人が主体的に考えて動く。まさに「オール主人公」の気持ちで、青商会活動を一緒に盛り上げていきましょう!
オール主人公!!
愛知県青商会!!